Introduction to Exercise Science (IES) バイオメカニクスの基礎


イベント詳細

このイベントは 21 9月 2025 から 5 10月 2025 まで開催しています。 次回の開催は 2025年9月21日 9:00 PM です。

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【『Introduction to Exercise Science受講者募集のお知らせ】

☘️『Introduction to Exercise Science「バイオメカニクスの基礎」』☘️の参加者募集を開始いたします。

🔥【日程】2025年9月21日(日)~2025年10月5日(日)
🔥【期間】全3回(毎週火曜日)
🔥【時間】午後9時00分~午後11時00分

<第1回>2025年 9月21日(日)
<第2回>2025年9月28日(日)
<第3回>2025年10月5日(日)

🔥zoomを使ったライブ形式のオンラインセッションです!

🔥【金額】¥19800

🔥【なぜバイオメカニクス?】

バイオメカニクスという言葉をみなさんどこかで聞いたことがあるでしょう。床反力計やモーションキャプチャシステムの普及で、身体が動く仕組みを物理的に計算することが容易になり、スポーツの現場でもそのデータが活用されるようになりました。

しかし、何事もそうですが、流行のように言葉が広がると根本的理解が浅くなり、本質的に学問を現場に活かす、ということが難しくなりがちです。先日大学院のバイオメカニクス研究室の仲間で集った際にも、そもそもの基礎科学としてのバイオメカニクスの知識の普及が足りていないという話で、どの大学でも(地方国立大学・有名私立大学)のレベルでも現場応用に必要なバイオメカニクス的思考の教育が難しいという話になりました。

なぜバイオメカニクスは「難しい」のでしょう。
それは、「視点を変える」難しさにあると思います。
わたしたちは、皆それぞれ身体を持っている。そして子どもの頃から、その身体を主観的な視点で動かしています。運動の得意・不得意という結果論だけは記録として残しますが、身体が運動をする、という動きとしての客観的視点を育む機会が教育の現場で一切行われていないのです。

科学的思考には限界がありますが、科学的思考なき主観的思考にはさらに狭い限界があります。わたしたちはそれぞれが別の身体を持ち、運動経験や感覚-運動のシステムを個別に育ててきたからこそ、その奥に潜む普遍的な運動理解としての科学的思考が必要になってきているのです。

🔥【カリキュラム】

『最低限、絶対、このルールを無視しては身体運動は不可能』という物理的制約が、わたしたちの運動には存在しています。スクールオブムーブメントのIESコースでは、その最低限の基礎知識をまず身につけ、そこから思考を広げることができる運動指導者の養成を目指しています。

講義の内容は、スクールオブムーブメントの中心的なコースであるムーブメントファンダメンタルズと連動しており、机上の理解を実践に繋げることができます。学んだことを身体で理解するこの連携システムは、大学院教育レベルと考えて良いでしょう。大学院ではそれが研究の方向性で組み立てられていますが、スクールオブムーブメントでは現場実践を目的にしています。指導現場・スポーツ現場に必要なのは、研究データそのものではなく、それを理解した上で「伝える」ことができる知識と実践の咀嚼です。

IESコースは人間の動きの物理的基礎を3段階で学んでいきます。

1. 運動の基礎、静止の仕組み

2. 上下動、主にジャンプの仕組み

3. 前後左右への運動の仕組み

1では、「動く」を学ぶ前に必要な「止まる」の仕組みを学びます。動物はその名の通り動く生き物ですが、全ての運動には止まる技術も必要です。まずは静止するために必要な物理的諸条件を学びます。また、ここで床反力や重心という概念とともにニュートンの古典力学を紐解き、どんな運動にも応用していく基礎を身につけていきます。

2では、重心を上下に動かすという観点からジャンプの仕組みを学びます。運動を空間座標に当てはめて考えることは、主観的視点から離れることにも繋がります。ここでは、運動速度につながる力積の概念を身につけ、より速く・より高く・より遠くへ、という言葉を科学的に解説できる力を身につけていきます。

3は、全体の総まとめの意味も含め、より複雑な仕組みである前後左右への運動について考えます。ここでも座標の概念が出てきますが、特にグラフと運動との照合も目指していきます。論文を読むことやチームでのデータ収集に必要な基礎知識も扱います。世の中のスポーツは前後左右の動きと上下動の組み合わせでできていますから、ここまで理解してはじめて、現場応用につながっていくでしょう。

『ぜひこの機会に一緒に学びましょう。ご参加お待ちしています』

 

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ご参加のお申込は下記フォームより、受付けております:

追って掲載します
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