地面を捉えて”押す”ためには”ヒップヒンジ”ができる必要があるってことはこの前書きましたよね。
ヒップヒンジというのは
ヒップ(股関節)をヒンジ(ドアを開くように動かす)ということです。
ヒップというとお尻のイメージが強いですが、ここでいうヒップはHip Jointの股関節の事です。
例えばパソコンをイメージしてみてください。パソコンをひらくときキーボードの付け根の部分を基点にして開きますよね。このイメージがヒンジ、です。
股関節は骨盤についているわけなんですが、この骨盤は仙腸関節という部分を介して背骨(正確には仙骨)に繋がっています。ヒップヒンジのポイントの一つ目はこの”背骨から骨盤のラインををニュートラルに保って股関節の曲げ伸ばしをする”という事なんです。
二つ目は膝をあまり曲げないで(ロックするのではない!)1つめのポイントを達成する、という事なんです。
先ほどのパソコンに例えるとキーボードとモニター(特にモニター:背骨)が曲がらないようにして、PCの閉じ開きを出来るようにしたい訳です。
これは大きなパワーを生み出す股関節が健全に、かつ効果的に機能する為に必要な要件なんです。
このヒップヒンジが達成する為の要件として正しい姿勢で股関節を動かす、にはこの二つに加えてヒンジの支点となる股関節の位置を後ろにずらす、点があります。これができないと最初の2つの要件は達成できません。何故なら、直立不動の状態から膝を余り曲げずに股関節から前傾すると(ヒップヒンジすると)重心位置は足の裏の上ではなく、その前に行ってしまうからです。そうなると前に倒れるしかかなくなります。そうならないように本能的に背骨を丸めて重心位置を後ろにして、骨盤を立たせるようにする訳です。
即ち実はヒップヒンジとは
骨盤から背骨をニュートラルに保って
股関節を後ろに押し出しながら(前に押し出しながら)
曲げる(伸ばす)
運動になります。
これを上手に出来るようになると、ももの裏と、お尻が引き伸ばされて、そして縮む感じがつかめて来ると思います。なによりもこの感覚!を身につける事が、パワフルでかつ健全な動きを身につける重要な分かれ道(Crossroads)の一つであると言えるでしょう。
まずは座った状態でのヒップヒンジ、
そして、次に立った状態でのヒップヒンジにチャレンジしてみましょう。
可動域狭め、、、、、です、、私のはもうちょい行きたいなあ。
偉そうに言ってる私はこれが出来ていたかというと、今から考えたら最初はサッパリだった気がします。だからか、どうか知りませんが膝のトラブルだらけではありました。でも、、、、