道場への思い
約20年、高校生と大学生の部活動を中心にトレーニング指導をしております。
現在の指導先は、拓殖大学ラグビー部と、14校の公立高校野球部になります。
たまたま、私自身も野球とラグビーをやっておりましたが、野球のセンスは全くなく、ラグビーでは両膝前十字靭帯損傷するなど、選手としては決して優れた成績は残せませんでした。だからこそ、トレーニングに活路を見出そうとし、もがきまくった現役時代でした。
当時から疑問がありました。
「なぜ、俺よりトレーニングしない選手の方が、遠くへボールを飛ばせるのか? タックルが強いのか? 逆に言えば、どういうトレーニングをすればパフォーマンスに結びつくのか?」
結局、それを求めてこの仕事をやってきたように思います。そして、ようやくその問いの答えが少しずつ見えてきました。その糸口をくれたのが、ムーブメントファンダメンタルズという講習会でした。3年前に出会ってから、この仕事がますます面白く楽しくなりました。もちろん、まだまだわからないこともたくさんありますが、それを追求していく視点が以前とはまったく違っております。
大変おこがましいのですが、今では、この私の思いを少しでも多くの選手、指導者に知ってもらいたい、そんな気持ちが大きくなっております。
そこで、その思いをお伝えする場の一つとして「森下道場」を開催する運びとなりました。
現場一筋で、講師などという大役は不向きでありますが、道場ということで、肩の力を抜いてやらせてもらえれば良いかなと、身勝手ながらそう思っております。
どうやって身体を動かしたら、効率よく安全にできるのか、そのことを学ぶ場の一つになれれば嬉しい限りです。
「ムーブメントの道を知らずに行くのか、それとも知って、この先に行くのか」
それは本当に大きな分かれ道です。ぜひ、一緒にこの楽しい道を追求しましょう!
道場長 森下 茂