QB道場合同トレーニングキャンプinサンフランシスコ 4

セッション

さて今回のトレーニングキャンプ、のメインテーマはQBとしての技術を学ぶ、が一番だったわけですが、同時にそれを支える為のフィジカルトレーニングも行なっていきます。

動きながらのスローイングを

様々な状況で行うためにターゲットの見方、それのプログレッション(順番にレシーバーを見て判断して行くこと)とその分類(純粋に空いているか空いていないか、守備のキーマンの動き、守備選手の理解のほころび)などに従って必要なステップとスローをまなんでいきます。

ここで重要なのは形だけ

を追っても上手くいかないという事です。適切な力感を感じ、それを再現しながら実施してゆきます。そして実際にどのような問題が起きたら再現性が落ちるのかを探しながらセッションはすすんで行きます。相手と自分と実施すべき戦術の理解が自身を生んでいきます。

この中でコーチが

非常にポジティブなフィードバックをしながら、しかし選手たちが悩む猶予を持ちつつ、セッションが進んでいったのが印象的でした。

フィジカルセッション

では、スプリントトレーニング、プライオメトリックス、レジスタンストレーニングだけではなく、PRI的なアプローチにも触れ、それぞれの問題点や改善点にアタックしました。

そして、なによりも

よくわからないことでも質問して、必死に理解しようとしながら取り組んでいたのが非常に印象的でした。

この中で私は何をしていたかというと、それぞれのアクティビティにおいて出力のヒントを少しずつ選手たちと話をしながら共有して形ではなく、出力として身につけるサポートをしていたわけです。スキップやウォールドリルなどのいわゆるムーブメントのドリルをするのではなく、このように必要なタイミングで出力のアイデアを共有するのも大事なコーチングだったりするわけです。

何はともあれ、選手たちはポジティブな経験を持って事故もなく日本に戻ってくれました。そして、なにより、確実にこのポジティブな経験は彼らの周りに伝播しているようです。

School of movementの

  • Safe安全に
  • At Will思い通りに
  • Fun 楽しく
  • Efficient 効率的に

スポーツに取り組むアプローチはこんなポジティブな経験と変化を生んでいるのです。